湯垢ができるまでをご存知ですか?
湯垢の成分は、カラダから出た皮脂汚れと、バスルームで必ずみなさんが使う、ボディーソープ、ヘアーシャンプーやトリートメントなどのせっけん成分が混ざり合ったものなのです。よく浴槽内や床、桶や椅子などを触るとヌメヌメとした感触の汚れですね。
例えば、毎日のお風呂あがりなど時間が経っていなければ、汚れにお風呂用洗剤などを使って掃除をすると、それらは簡単に落とせる汚れなのですが、洗い忘れてしまった箇所や、洗ったのに落としきれてなかった箇所、放置してしまった箇所は、ガンコな汚れへと変わっていってしまいます。
そのような皮脂汚れ+石鹸カス汚れは、成分が混ざり合うと《金属石鹸》と呼ばれるほど、ガンコな手強い汚れへと、大変身を遂げるのです。
なかなか落ちない湯垢の落とし方
時間はかかりますが、簡単に落とせる方法は、お風呂の残り湯に重曹を1カップ入れて溶かし、そこに汚れの気になる桶や椅子などを一晩つけ置き、翌日シャワーなどで流してあげる方法です。
もしも、それでも落ちてなければ汚れ自体は重曹のアルカリ成分で緩んでいる状態なので、研磨作用のある歯磨き粉やクレンザーなどで擦ってあげると良いでしょう。
その時気をつけるべき点は、スポンジのような、洗剤を吸収してしまう素材のものを、使わない事です。理由は研磨作用を存分に発揮できないためです。
できればジーンズの切れはしで磨いてみてください。ジーンズがない場合は、丸めたラップで擦ると今までよりもずっとクレンザーがパワーを発揮してくれる事でしょう。
ミラーなどの、通常クレンザーを使うお掃除も同様に、ジーンズの切れはしや、ラップを活用すると良いでしょう。ですが、クレンザーを頻繁に使うと、細かい傷が、たくさん付き汚れのポケットになってしまうのでご注意を!
なるべく早めのお掃除を
カビの予防には、換気という簡単な方法がありますが、湯垢には早めのお掃除しかないのです。
ガンコな汚れになる前ならば、お風呂用洗剤をかけてシャワーで洗い流したり、ブラシをさっと滑らせるだけで落とせるのが特徴なので本当に楽をするために、早めのお掃除を心掛けたいですね。
その時、いつも見えないので、特に忘れてしまいがちな、お風呂の椅子の裏側も、ご一緒になさると良いでしょう。
そして、色々試したけれどなかなか解決しない汚れには、プロの手を借りてみるのもおすすめなので、是非覚えておいてくださいね。ピカピカになったお風呂で毎日の疲れを癒してください。